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ずぅ〜と行ってみたかったチャンディ・ダサです。
デンパサールから車でざっと3時間ばかり離れていると聞かされていたので、なかなか足を運ぶ機会がありませんでした。送迎でそれだけの時間(フライトより長時間)がかかるとなるといくら魅力的なリゾートであっても実際に足を運ぶ人は少ないのが実情です。ツアーを企画するのは難しいかなという思いもありました。
ところが最新ニュースによるとバイパスが開通して、現在ではなんと1時間半足らずでチャンディ・ダサにたどり着けるということ。それではということで勇んで視察に出掛けて参りました。
さて、出発当日は滞在していたヌサドゥアのホテルから乗用車で出発。サヌールを抜けると自動的にチャンディ・ダサへ向かうバイパスになります。道路は整備されたアスファルトでドライブは快適そのもの。左右に広がる田んぼを眺めながら海岸線を北上します。ドライバーによると以前は土の車道で畦道のようなところを曲がりくねって走るのでチャンディ・ダサまでとても遠かったとのことです。今回のドライブでは途中立ち寄ったサバにある塩田とゴア・ラワ寺院を取材しても昼頃には余裕でチャンディ・ダサに到着です。
■ホテル
ヌサドゥア、ジンバラヤンあたりの計画的な総合リゾート開発路線とはまったく異なるコンセプトです。田舎のため大型ホテルはありません。とはいっても超高級なアマンキラ、ハイセンスで勝負のアリラ・マンギス、ヨーロピアンにファン多しのウオーターガーデン、スパにレストランも充実のラマ・チャンディダサ、いかにもこの土地らしいリゾートでビラもあるチャンディ・ビーチ、プリ・バグース・チャンディダサから田園の一軒家のような風情を楽しめるプリ・バグース・マンギスまでホテルはバラエティ豊かで実に個性的です。どこもそれなりに通のリピーターに愛されているというのもうなずけます。
日本人にとっては設備的に多少不便な点はあるかもしれません。例えばアリラでもバスタブがついていない(シャワーのみ)などのように。しかしながらヌサドゥアのような造られた感が強いゴージャスさがそれほど好きになれない方にはオススメできます。このエリアらしい雰囲気を取り入れたセンスの良いホテルに滞在することに楽しさを見出してください。ホテル内の飲食やスパの料金も比較すると良心的な安価です。
チャンディ・ダサのメインストリート沿いにはレストラン、カフェ、バーが並んでいます。夜でも賑やかさはないものの、センスがよい店もあるのでホテルから出掛けてゆったりとしたリゾート・ナイトライフを楽しむことができます。
■観光スポット
チャンディ・ダサに来る途中にサバの塩田とゴア・ラワ寺院の観光が可能です。ゴア・ラワはバリ島に2万以上もある寺のなかでも聖地とされ、六大寺院のひとつとされている由緒ある寺院です。たくさんのバリ人が訪れてきます。取材時も儀式があったため、境内はお祈りをする参拝の人々で埋め尽くされていました。
洞窟のコウモリが見所として有名で、ヒンドゥー独特の寺院の建築デザインも興味深いものですが、バリの人々の生活がいかにバリ・ヒンドゥーと密着しているかを見学できるよい機会となります。
チャンディ・ダサからのさらに奥のアンラプラには16世紀に建国したカランアサム王国の都があったので周辺には観光スポットとして歴史的な建造物が点在しています。
同行してくれた地元出身のガイドさんの生まれた場所がアグン・カランアサム王宮のすぐ近くということでそこを訪れた際には特に熱心に説明をしてくれましたが、滅んでしまった最後の王様とその親族との権力争いは凄まじかったらしいです。隣にある崩れた方の王宮跡を案内してくれたややみすぼらしい門番の老人がいました。その人はそのガイドさんが幼い子供の当時はそちらの王宮に出入りしているお金持ちの恰幅のよい商人であったと聞いたときにはびっくり仰天です。また王宮跡内にある小さな家屋でひっそりと生活されている最後のお妃の様子を外から拝見させてもらいました。時代の移り変わりに翻弄された方々を目の当たりにしたのでその栄枯盛衰の話がとても印象に残りました。
さて、チャンディ・ダサはもともと海辺の漁村であり、その背後には標高3,142mを誇るアグン山もあるので豊かな自然が自慢です。ホワイトサンド・ビーチと呼ばれる場所は人里離れたところにある最も美しい砂浜です。ホテルのビーチは波が削りとっているので満潮時は隠れてしまうため、ビーチを楽しむにはこちらがオススメ。
チャンディ・ダサならではのアトラクションは地元の生活スタイルをそのまま見るのが面白いです。前述の途中に立ち寄る塩田、ココナッツ・シュガー採取、サラック果樹園やアラックの蒸留など、観光スポットというよりもそのまんま現地の人の生活を見に行くような赴きで気分はテレビのレポーター役(?)。都会生活しか知らない子供たちも楽しめて、ためになる内容。なおかつ現地購入でお土産品にもなります。
以前、まったく反対方向になりますがバリの西の端、ムンジャンガン国立公園まで行ったことがあります。その近くにあるミンピ・リゾート・ムンジャンガン(温泉リゾート)がとても気に入りました。こちらは所要3時間半かかりました。その時に感じたことですがバリ島は交通に不便な場所ほど昔ながらのバリらしい光景に出会えるのではというものです。チャンディ・ダサは古きよき時代のバリが残っているリゾート・エリアとも言われています。バイパス開通で近くなったチャンディ・ダサですが、いまのところはまだツーリストの流入も多くはありません。観光化されすぎていない今のうちにこのローカル色豊かなリゾートへ是非どうぞ!
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