アンコールワット遺跡と11世紀に増築されたヒンドゥー寺院「プレアヴィヒア」と「ベンメリア遺跡」を2泊3日で見学するツアー
今やヨーロッパや日本を中心に世界中からアンコールワットツアーが急増中。
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トリップスのカンボジアツアーのポイント
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バイヨン寺院(アンコール・トム)
一般的にアンコールの二大遺跡といえば、アンコールワットとアンコールトムのことです。
アンコールトムとは「大きな町」を意味しており、周囲を高さ8mほどもある城壁に囲まれている王の都であり、その中心的な役割を果たしていたのがバイヨン寺院です。バイヨン寺院といえば“クメールの微笑み”とも称されて いる塔の四方面に彫られている人面像(バイヨンの四面像)です。菩薩像を模しているといわれるお顔を眺めていると心がなごまされるという人は多いようで、 寺院内に49をもある四面仏の微笑みから、寺院のどこの位置にいてもその暖かいまなざしを感じることができます。レリーフは特に第一回廊のものが見事です。バイヨン寺院のレリーフはアンコールワットの宗教的・政治的なメッセージ性が強いのと比べ、庶民の日常生活の一コマや暮らしぶりが描かれているのが興味深いです。寺院内の建物の構造は立体的にもかなり入り組んでいて、複雑な迷路のようです。特にクメール建築の中では例外的に建物の内部の空間を作り出し ているので、そこを迷いながら巡る面白さもこの遺跡の魅力として加味されています。
南大門、象のテラス~ライ王のテラス(アンコールトム)
南大門から前述のバイヨン寺院見学を経て、北大門方向へ進むと左側にパブーオン、王宮前に構える象のテラスとライ王のテラスが見えてきます。南大門の四面 塔は顔部分の長さが3mほどもあり、参道の遠くからでも目を惹かれます。門に向かう参道脇の両側には神々と阿修羅がナーガの胴体を引き合う猛々しいばかいの108体(左右に54体づつ)の像が設えられてあります。
※南大門を抜けてからバイヨン寺院までの道のりは、トックトック乗車体験をご用意。
王宮の正面に地位する象のテラスは長さが350mほどもあり往時の権力の凄さが実感できます。壁のレリーフは象とガルーダ神が続き並ぶ構成でダイナミックなものです。ライ王のテラスにはより精巧なレリーフが残っています。
アンコール・ワット
ヒンドゥー教ではシヴァ神と並ぶ最高神のヴィシュヌ神に捧げられた寺院、と同時にアンコール朝の最盛期の王、スールヤヴァルマン二世を埋葬した墳墓でもあ ります。
本殿である中央祠堂を構成する5つの尖塔のうち、中央の塔は高さが65mもあります。
この塔こそが世界の中心であり、かつ神々が住むとされるメー ル山を象徴するものとしている、まさにヒンドゥー教の宇宙観に基づいて建造されています。寺院の周囲5.4kmにも渡り環濠がめぐらされ、塔門から本殿まで540mもあるスケールの大きさは、西参道から環濠を渡って進み、西塔門から近づいていくとそのスケールを実感できます。アンコールワットといえば、第一回廊のレリーフというぐらい有名で、インドの古代叙事詩「マハーバーラター」と「ラーマーヤーナー」を刻み込んだその壮大さは圧巻的で他に類をみません。中心部を巡ると、天井や壁のいたるところに施された浮き彫り、デバダーのレリーフ、窓の格子の独特の形状、十字回廊の4つの沐浴場など、時間は足りないぐらい見所がつきません。
※ 第三回廊への入場について
修復された第三回廊へは、オリジナルの急勾配の石段ではなく、脇にある特設の階段を上がって入場をすることが可能です。しかしながら入場数を制限している こともあり、長蛇の列となるのが常です。2泊3日のツアーでは、ここで長い時間待たされると、他の遺跡観光が日程どおりにこなせないため、通常の場合入場しません。ご希望をされる場合は3泊4日のツアーでアンコールワット観光に時間を割けるスケジュールを組み込むことをお勧めしますので、お気軽にご相談ください。
プレループ
 
2011年終わりごろからバケン山夕日鑑賞につきまして入場者数を制限しています。その為、夕日が沈む数時間前から入場するツーリストの光景もしばしば見られるようになり、遺跡の中に入れない事もございます。弊社では限られた時間の中で有意義にお過ごしいただくことを考慮し、4月から遺跡としても魅力あるプレループをご案内させていただくことと致しました。 アンコールワット遺跡群から東へ数キロ先に構えるプレループは、遺跡としての魅力も十分に兼ね備えています。まずは遺跡をゆっくりと味わってみてください、その後50メートルの頂上に登って見る夕日は絶景です。 グループツーリストはいるもののまだここを訪れる人はバケン山よりは多くないので、シーズンにもよりますが比較的ゆっくり鑑賞できます。
プレアヴィヒア寺院
9世紀末にクメール人によって建設され、11世紀に増築されたヒンドゥー寺院で、2008年に世界遺産に登録された。「プレアヴィヒア」とはクメール語で「神聖な寺院」を意味する。この遺跡で特筆すべきは、カンボジアとタイ国境にあるダンレク山地の海抜625mの断崖の頂上に位置するという、その特異なロケーション。眼下にはスペクタクルな眺望が開け、国境の向こう側にタイの領土もはるばると見渡すことができる。見学の順路、まずは山腹からは4WDを使って寺院の入り口まで登り、そこから丘を登っていく参道を進み、5つの楼門を順に巡って頂上に至る。楼門を潜らないと次の中庭が見えない建設上の工夫がされていて、寺院の全貌は一度に捉えられない。次に現れる中庭と建造物はどんなものかと、ワクワク感に身を包まれながら参道を歩むことになる。途中に現れる、第4楼門の南側、三角形の切妻壁に描かれた乳海攪拌のクールマは傑作と謳われている。
ベンメリア(アンコール遺跡群)
アンコール遺跡群のひとつとして世界遺産に登録されているが、場所はアンコール・ワットから離れること約40㎞、東方の森の中で眠っている寺院。宮崎駿監督作品のアニメ『天空の城ラピュタ』のモデルとも言われている。11世紀末から12世紀初頭の建設と推測されている。類似点が多いゆえ、おそらくはアンコール・ワットを建造するに先立ち、その試作モデルであったと言われる。建設技術が未熟であったがゆえ、原形をとどめないほど崩壊がすすんでいる。安全確保のため、足場と通路が築かれているが、建物自体の修復は施されないままに放置されているので、ほとんどが瓦礫の山と化し、遺跡というよりも廃墟の感が強い。探検気分で廃墟を巡る。苔がむし、樹木の根に浸食されている、自然と人間の共同作品、もしかしらたこれが完成形であるのではないか、そんなベンメリアならでは虚無感が漂っている。 |